看護師の離職率は他の職種よりもかなり高いと言われていますが、その離職原因には様々なものがあります。 もちろん、自分が患者として見ていた頃の理想的な看護師の姿と、実際に働いてみてわかった看護師の世界との間にギャップを感じ、看護師の仕事が自分に向いていないと感じて辞める人はいます。 しかしその割合は意外と少なく、看護師の仕事自体が嫌というよりも、職場環境や就業条件に対する不満を原因としていることが多いようです。 例えば、職場での人間関係が嫌で辞めるというパターンがあります。 これは、看護師の世界に限ったことではありませんが、看護師は女性が圧倒的に多い職場だけに、個人的な好き嫌いがはっきりしている人が多く、個人的に攻撃を受ける人はずっと受け続けることになってしまいます。 特に病院のようなチーム医療の中では、人間関係の悪化は命取りともなり、離職の原因となることが多いのです。 また、病院の看護師は医療事故と背中合わせで仕事をしているためストレスがたまりやすく、人数的な余裕のない職場では肉体的にも精神的にも激務となります。 特に、看護師不足が顕著な病院では、夜勤や超過勤務が多くなり、1人に任される仕事の量も責任も多く重いものとなります。 そうなると、有給はもちろん普段の休みもなかなか取れなくなるため、慢性的に疲れがたまり、体調を崩したり精神的に病んだりして離職せざるを得なくなるのです。 更に女性が9割を超える職種であるが故に、結婚して家庭や子育てとの両立が困難になるとそれが即離職の原因となります。 他にも、希望する科や得意とする科の担当となれないことで辞める人もいますし、自分の判断で看護をさせてもらえない事にやりがいを感じられず辞める人もいます。 今までの勤務先ではできない仕事をやることのできる職場を探し、ステップアップのために辞めるパターンもあるため、看護師にはネガティブなものばかりでなく、ポジティブなものもたくさんあります。 離職の理由がポジティブな人は、次の職場でも期待され、転職もしやすいため、もし転職をするのであれば、面接で述べる離職理由はなるべくポジティブなものを用意しておいた方がよいでしょう。